成田山のスピリチュアルカウンセリング

人は鏡の如きもの

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人は鏡の如きもの

人は鏡の如きもの

 「子は親の鏡」といい、子供というのは親を鏡として見ながら育つ、つまり鏡をみてなんでも親の真似をするわけで。子供を見るとその親がどういう人物なのかだいたい判ります。
「うちの子は勉強嫌いで困る」というお母さん。あなた自身は勉強がお好きですか?「この親にしてこの子あり」で、勉強嫌いの人の子供は鏡をみてやっぱり勉強嫌いに育つようです。
それはもちろん例外があります。自然界にも突然変異ということはありますし、人間の場合は交友関係なども大きく影響します。

 でもそのように考えると人は自分自身は何なのか、判らなくなってきます。最初から確固たる自分があるわけではなく、人は鏡・・・結局周囲の(特に親の)影響によって性格が形成され、やがて自我が確立していくわけです。
結局人というのは周りの状況を映し出している鏡に過ぎないのです。

 「鏡の原理」というようなことで人は鏡と言う人がいます。私達の言葉や行為が恰も鏡に映るが如く相手に伝わり、そして跳ね返ってくるというのです。
例えば赤ん坊に微笑みかけるとニコッと笑いますね。あれは喜んで笑っているのではなく、単にこちらの真似をしているだけなのだそうです。でも、私達はその笑顔を見るとついつい口元が淀んでしまいます。つまり、鏡の原理が作用しているのです。人は鏡のように誰かに意地悪されると、大抵の人はカッときて、自分も意地悪したくなります。逆に親切にしてもらえば嬉しくなって鏡のように何か恩返しをしたくなります。

 過去の行為の結果であり、また現在の行為が未来の結果を引き起こす原因になるという「カルマの法則」からみてもうなずけます。
だったら、人から何かをしてもらいたいならば、まず、その通りのことを相手にしてあげるとよいということになり、人からされたくないことは、こちらもしてはいけないといことになります。
ところが、これは言葉や態度で示さなければ大丈夫かというとそうでは無いのです。何故ならこの鏡、人が心の中で考えていることまで反映するからです。不思議なもので、心の中で「この人イヤだなあ」と思うと相手のほうもいい印象を持っていない事が多いのです。どういうわけか自然に伝わってしまうのです。

 そのため仏教では、人の悪口を言おう、人に意地悪をしようなどと、考える事もいけません。考える事が一番悪いとされています。鏡のように考えなければ、言葉や行動には出てこないのですから。
ただ考えないというのは難しいのです。気に食わないものはやっぱり気に食わないです。それがスピリチュアルカウンセリングの私達凡夫の困るところなのです。今の私たちではどう考えても菩薩や仏になれる訳がありません。だったらいっそ開き直りましょう。悪い事を考えないのではなく、むしろ積極的に善い事を考えるようにするのです。
つまり、邪心を良心で中和してしまうのです。

 私達が誰かに発する言葉や行動そして感情などは、そっくりそのまま鏡の原理のように相手から返されてきます。自分が誰かに意地悪な事を言ったり、行ったり、考えたりすると、この原理でその相手の人から自分も同様にされます。誰かに親切にすれば相手からも親切にされるのです。
このように自分から相手への行為や気持ちがあたかも鏡に映るが如く自分にも返ってくる原理を、鏡の原理と呼ぶことにしました。

 この「鏡の原理」というものがわれわれのしあわせとどのような原理でつながっているかについて述べます。

 「鏡の原理」がわれわれに教えてくれる事は実に素朴なことです。
何かをしてもらいたかったら、先ずそれを相手にしてあげることです。また人からされたくない事は自分も決してしてはいけません。
これは口で言うのは簡単ですが実行するのは大変に難しいものです。しかし、日々の生活の中でこれを地道に心掛けていく事が「人生を幸せに生きる」ための第一歩なのです。

 スピリチュアルカウンセリングをしていますと、毎日いろいろな悩み事の相談をうけますが、夫婦仲や嫁姑間がうまくいかない、といった家庭内の悩みもけっこう多くきかれるのです。これらの人達の話を聞いておりますと、たいていの方は相手のほうが悪いということばかりをしきりに主張しています。ある奥さんはうちの亭主が悪いといい、ある姑さんはうちの嫁がうちの嫁がと言います。
しかし「鏡の原理」ということを考えこの原理とあわせると、この方々のご主人やお嫁さんもおそらく、うちの女房が、うちの姑が悪い、と考えているに違いありません。
二枚の鏡を向かい合わせにして置くとなにがおこるでしょうか。鏡の中に鏡の像が、その像の中にもまた鏡の像が・・というように、真中の像が両方の鏡に幾重にも重なって映る・・・。
先の夫婦、嫁姑間ではこれと同じ事が起こっています。悪い感情が御互いの鏡で反射しあって、いつまでも際限なく続く原理がおきているのです。
反対に大変に中の良い夫婦の事を考えてみますと、ここではお互いの相手を思いやる気持ちが鏡に反射しあって、ますますその絆が深まってゆく原理がおきているのです。
相手に迷惑をかけてはいけない、嫌がることをしてはいけない、というだけでなく、一歩進んでもっと積極的に相手に良い事をして、相手に愛情を注ぐことからです。この原理を仏教では「慈悲」と申しますが、この原理「慈悲」の心をすべての人と分かち合うことこそがスピリチュアルカウンセラーの願いなのです。

 人間は一人だけで生きていくことはできません。家庭・会社といった様々な人間関係のなかで暮らしています。「鏡の原理」に従って、ある人が自分の幸せを望んで他の人に親切に接するならば、その当人のみならず接する他の人々も幸せになるでしょう。
自分が幸せになることは、同時に自分の回りの人々も皆幸せになることであり、また自分の回りの人々が幸せであってはじめて自分も幸せになれるのです。
そして、その為にはまず自分から「慈悲」の心を相手に投げかけることです。
多くの人々がこうした原理に基づいて行動すれば、始めは単に自分の幸せを願ったとしても、原理によって多くの「鏡」に反射され結果的には家庭・会社・社会といったより大きな全体の幸せにつながっていきます。

 仏教の「慈悲」はすべての人々をつつみこんで幸せにしようという大きな愛情なのです。しかしその始まりは、一人一人が幸せな人生を送りたいと望む、ほんのささやかなものに過ぎません。
皆さんも「鏡の原理」を考えながら身近な人と接することから始めてみて下さい。楽しく幸せな人生の輪が少しずつひろがっていくことでしょう。

スピリチュアルカウンセリングに関するお問合せは下記にて承ります。

大本山成田山仙台分院
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